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Japan Federation of Milk Processors Co-operatives

安全で安心な製品を 一般的衛生プログラムにより事故防止を


安全で安心な製品を
 近年、乳業界においては、飲用乳を原因とする大腸菌群の発生や製品クレーム等による回収事例が多発しており、消費者の安全・安心、健康への関心は、ますます高まりをみせております。
 このため、中小乳業者としては、「安全」で「安心」な優れた品質の製品を提供し、お客様の信頼を回復するとともに、突発的な事故に対する対応策を講じておくことが重要であります。
品質保証
 徹底した管理により商品の品質を維持するとともに、食品事故を未然に防止する体制を構築し、機能させることにより、お客様に対し「安全」「安心」を保証することです。
 品質保証の方針の決定 ・・・ 自社における品質保証のあるべき姿を明確にする
 目標とする品質保証体制 ・・・ 目標とする品質保証体制のレベルを段階的に決定する
 品質保証システムの構築 ・・・ 自社に適した品質保証システムにする
 方針や目標の全社的徹底 ・・・ 企業全体に対し、その内容を徹底するとともに総合的に取組みを行う
 社員の教育・訓練の徹底 ・・・ 「決められた作業を決められたとおりに正しく行う」ための社員の教育・訓練を行う
品質保証体制
 乳業工場の事故防止対策は、食品製造に用いる施設設備の保守点検等の一般的衛生管理と、より衛生管理を効果的に実現するためのHACCP(総合衛生管理製造過程)システムにより行われております。
一般的衛生管理プログラム HACCP(総合衛生管理製造過程)
CCP(重要管理点)における管理に注意を集中するためには、一般的衛生管理プログラムにより、製造環境の整備を行うことが必要です。

経営責任者は常に問題意識を持って、率先して取り組むことが重要

一般的衛生プログラムにより事故防止を
一般的衛生管理プログラムが重要
[一般的衛生管理プログラム]
 乳業工場の施設設備の保守点検および衛生管理、食品等の衛生的な取扱い、従業員の教育訓練および衛生管理、そ族・昆虫の防除等に係る衛生作業標準手順書に基づく一般的衛生管理プログラムの適切な管理を行い、事故等の発生を防止します。


[一般的衛生管理にあたっての留意事項]
5S(整理、整頓、清掃、清潔、習慣づけ)活動は徹底されているか。
  • 洗浄および殺菌の作業は適切に行われているか。
  • 従業員の衛生教育・管理は適切に行われているか。
  • そ族・昆虫の防除は適切に行われているか。
  • 記録の方法および保存は適切か。
  • 検査機器の保守管理は適切か。
  • 施設や設備の管理は適切か。
  • 金属探知機およびその他異常探知機の管理は適切か。
  • 文書管理は適切か。
  • 冷蔵庫、製品庫、入出庫管理は適切に行われているか。

社員の教育・訓練を重視
 どんなに立派な管理体制をつくっても、生産現場で実際に係わっている人が、品質保証に対して正しく理解していなければ、うまく機能しません。そのためには社員の教育・訓練を計面的に行うことが大切です。
  • 「決められた作業を決められたとおりに正しく行う」習慣づけ
  • 報告・連絡・相談の徹底
  • 品質管理の見直し、工程改善を行える人材の育成
  • 品質管理の大切さを知らせるため、従業員教育(パート・アルバイトも含む)の計画的な実施
  • これらの教育・訓練を実施するための必要な手段、教材などを整備
作業内容、実施頻度、実施担当者、実施状況の確認および記録の方法が記載された作業標準等を作成し、文書化することが重要

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